会員市町村・支部専用ページ

季刊 『しま』|219号

No.219 Vol.55-2 2009.9 September 季刊『しま』目次

グラビア

起こし返せよ、還住の島 東京都青ヶ島
写真・小林 惠

TOPICS

瀬戸内オリーブ基金の「海底ごみ 目に見える化計画」
国土交通大臣杯「第2回全国離島中学生野球大会」開催

特集 海と島の日本・Ⅶ

島―現代の実相を映す鏡として

pdfこの記事の詳細はこちら(890KB)

芥川 仁
自然にせよ経済にせよ、海に隔てられた島々を取り巻く環境はじつに厳しいものがある。その厳しさが日常の切なさとして潜み、切なさを抱えながらも、否、抱えているからこそ仲睦まじく平穏な暮らしを維持しようとする島の人々。物質的な豊かさを享受し、さらなる潤沢の地平へ向け加速しようとする現代にあってこそ、われわれは島々の存在を合わせ鏡として、この島国の行く末を考えるべきではないのか。

海ゴミ回収の現場から―第2回粟島クリーンアップ作戦

pdfこの記事の詳細はこちら(525KB)

本誌編集部
昨年に引き続き「粟島クリーンアップ作戦」が実施された。島内外の有志たちによって処理された海岸の漂着ゴミは約33トン。遊び感覚も盛り込まれた清掃活動は、ゆるやかな協働意識への萌芽ともなり、粟島ファンを増やすきっかけにもなった。国の責任を明確にした「海ゴミ処理法」が制定された今年、環境保全を軸にした海岸線への注目が高まりつつある。

「離島漁業再生支援交付金」の活動事例について

pdfこの記事の詳細はこちら(380KB)

水産庁漁政部企画課
平成17年度から始まった「離島漁業再生支援交付金」を活用した事例を前号に引き続き紹介する。今回は資源管理、出荷体制の改善に取り組む4地域の事例を掲載した。当事業を実施する漁業集落は増えつつあり、着実に成果を上げている。事業導入を検討する際の参考にしてほしい。

〈島〉という〈異界〉

pdfこの記事の詳細はこちら(400KB)

菅田正昭
古来、この弧状列島における〈異界〉は、水平的感覚の延長線上、「海の彼方の常世の島」として想定されることが多かった。その異境からやって来るマレビトたち、〈鬼ヶ島〉とみなされた島々、異界のさらに先にある別の異界までをも見通しながら、島存在の本質を考察する。

寄稿

「ごみ」の交流から「花」の島づくりへ(後篇)
呉 尚浩
わがこころの聖域 大崎上島
高田艶子
島々の魅力の源泉を求めて―鹿児島県 トカラ列島
村上修一
アイランドテラピーの可能性と課題
赤松達也

連載

<写真の向こう側>
海の話をしよう。
加藤庸二
<「しま」の原景>
第7景 島の村と町
佐藤利夫   
<地域づくりのフィールドノート>
その6 鹿児島県種子島
海津ゆりえ
<瀬戸内海の今を歩く>
第33景 山口県平郡島
齋藤 潤

新シリーズ

<島の精神文化誌>
島の精神文化誌 第1話 八丈大工
土屋 久

事業

平成21年度全離島通常総会・日本離島センター評議員会開催

時評

<潮流>国土不連続性への視点

書評

松本健一著『海岸線の歴史』

下野敏見著『南日本の民俗文化誌3 トカラ列島』

表紙… 長崎県 対馬島

PDF形式のファイルをご覧いただくには、アドビシステムズ社から無償提供されている Adobe® Reader™ プラグインが必要です。

▲このページのトップへ

公益財団法人 日本離島センター

〒100-0014 東京都千代田区永田町1-11-32 全国町村会館西館5階
TEL 03-3591-1151 FAX 03-3591-0036