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季刊 『しま』|229号

No.229 Vol.57-4 2012.3 March 季刊『しま』目次

グラビア

きずなの海に生きる島の神祭 三重県答志島
写真・小林 惠

TOPICS

「離島振興法改正・延長実現総決起大会」開催
全離島事務局
日本損害保険協会 消防施設七台を被災離島等へ寄贈
全離島事務局

コラム

名称不明離島の名称決定と島の字の訓読呼称の違いについて
菅田正昭

報告

宮城県離島の復旧・復興の概況
本誌編集部

特集 離島振興への提言・Ⅱ

“我が島学”運動から固有文化の島づくりを目指せ
海洋立国・日本を支える島々

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阿比留勝利
現在、多くの離島地域で人口減少や高齢化などさまざまな問題を抱えているが、新たな海洋秩序の時代を迎えている昨今、中央集権的制度の末端にあるかのような「離島」ではなく、グローバル化の中で固有文化と自立性のある振興によって国家的・国民的役割を果たす「島」のあり方を求めたい。そのためには、「我が島学」(地元学)の確立、「島物語」(島文化)の再構築が重要である。「我が島学」の視点に立ち、果敢に地域の紡ぎ直しを実践している事例を紹介しながら、「心をおこし、地域の生活文化の再編を進める」ことの大切さを問い直す。

定住環境の構築と交流の促進を支える財源保障を

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沼尾波子 
離島地域に対し、これまでさまざまな財源支援が行われてきたが、今後さらに厳しくなる日本の財源事情から、これまでのような支援は受けられなくなると思われる。では、どうするか。支援の継続を求めていくことも大切だが、離島ゆえのリスクを回避する独自の戦略や技術導入などの検討が求められる。その際に問われるのは島の「地 域力」だろう。島の個性を活かした地域づくりへの可能性を探る。

島社会の絆を活かした自治の確立に向けて

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辻山幸宣 
市制・町村制を制定した明治政府によって、集落のあり方は大きく変わっていく。近代化へと突き進み、集落は「自治」から「官治」への道を歩むことになる。以来、幾度となく行われた市町村合併、平成の大合併では離島地域も例外なく対象とされたが、島には地域の絆によって培われてきた自治の力が受け継がれてきた。島だからこその 自治力を活かした合併後のこれからを検証する。 

寄稿

島と「よそ者」をつなぐパイプ役になろう!
森 ルイ

連載

<写真の向こう側>
止まった景色
加藤庸二
<島の精神文化誌>
第11話 神様拝み(後篇)
土屋 久
<「しま」の原景>
第17景 一つの文化を育んだ島
佐藤利夫
<瀬戸内海の今を歩く>
第43景 香川県沖島・小豊島
齋藤 潤

事業

「アイランダー2011」開催
本誌編集部

書評

旅の文化研究所編『旅と観光の年表』

川口祐二著『島へ、岸辺へ――漁村異聞その3』

訃報

津田豊水元全離島会長(元長崎県奈良尾町長)逝去

資料

平成24年度離島振興関係国家予算政府原案

表紙… 沖縄県 南大東島

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