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季刊 『しま』|223号

No.223 Vol.56-2 2010.9 September 季刊『しま』目次

グラビア

海人の郷国 三重県菅島
写真・小林 惠

TOPICS

国土交通大臣杯「第3回全国離島交流中学生野球大会」開催
本誌編集部

特集 海と島の日本・Ⅺ

島が持つ「海・里・山」の可能性 瀬戸内の藻の利用をめぐって

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印南敏秀
瀬戸内海の島々では、古くからアマモやホンダワラなどが自生する藻場を暮らし のなかで大切にしてきた。藻場があることで、魚介類の産卵や稚魚の隠れ家とな り、藻は畑の肥料として使われ、豊かな実りをもたらしていく。そこには地先の 海を活かしてきた島の人たちの知恵があり、海から里、山へと連なる自然の循環 が見えてくる。埋め立てなどで藻場や干潟が消えつつあるが、いま一度、その重 要性を問い直し、海・里・山の自然と文化の保存・再生への道すじを探っていく。

対馬島の原木シイタケ栽培と林業との連携

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本誌編集部
対馬島では古くから原木シイタケ栽培が盛んに行われ、長崎県内で生産される乾シイタケの98%が現在でも対馬産である。シイタケ王国の礎を支えてきたのは 豊かな山林資源だ。全国的に衰退しつつある林業だが、対馬ではシイタケ栽培と の連携を図りながら、山を守ろうとしている。シイタケ産地ならではの山づくり とは―。その現状を報告する。

〈オウ・オク・オキ〉と〈ヲウ・ヲグ・ヲキ〉霊性の発信者としての島を招き寄せるワザ(業)の啓発

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菅田正昭
〈霊性〉を発信しているのは島ばかりではない。人間の場合にも、奥(オウ)としての オウナ(媼)と奥(オキ)としてのオキナ(翁)がそうである。さらに、ヲウナ(若い女) とヲグナ(若い男)という呼称もあり、これらは奥から発信される〈送り・贈り〉を招 くものである。島々も、霊性を発信するばかりではなく、奥(オウ・オク・オキ)の霊性を招き寄せる〈ヲウの島〉として存在せねばならない。

寄稿

全国から生徒を募集する「島留学」スタート
浜板健一/岩本 悠
島の生態系を守り、未来を拓く
鈴木さわこ

短期連載

諏訪之瀬島の人と暮らし その4(最終回)
齋藤 潤

連載

<写真の向こう側>
封印を解く。
加藤庸二
<島の精神文化誌>
第5話 焼火神社と隠岐島前神楽
土屋 久
<「しま」の原景>
第11景 ゆきかう人びと(その4)
佐藤利夫
<瀬戸内海の今を歩く>
第37景 香川県庵治大島・女木島・男木島
齋藤 潤

時評

<潮流>第一島列? 第二島列?

書評

川口祐二著『島をたずねて三〇〇〇里』

小松正之著『日本の食卓から魚が消える日』

表紙… 島根県 隠岐島後

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