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季刊 『しま』|240号

No.240 Vol.60-3 2015.1 January 季刊『しま』目次

グラビア

ありのままの暮らし、おもてなしの島 長崎県小値賀諸島(Ⅰ)
写真・小林 惠

TOPICS

平成27年度「離島人材育成基金助成事業」の募集を開始
本誌編集部

コラム

島へ配流された天皇たち
菅田正昭

特集 水産業の新たな展開・Ⅰ

浦戸諸島における漁業・養殖業の新たな取り組み

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株式会社水土舎 乾 政秀
浦戸諸島は、桂島、野々島、寒風沢島、朴島の有人4島で構成される。島々の経済を支える産業は漁業・養殖業を措いて他にない。この漁業・養殖業は東日本大震災に伴う津波で甚大な被害をこうむった……。浦戸諸島の震災前後における漁業・養殖業の変化、復興の現況をはじめ、ノリ養殖の協業化など震災を契機として始まった新しい動きを紹介する。

新潟県佐渡島で日本初の本格的「個別漁獲割当制度」を導入

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アジア成長研究所客員主席研究員/新潟県新資源管理総合評価委員長 小松 正之
世界では、漁業資源環境の悪化が進んでいるが、主要な漁業国では従来の漁業制度を根本から見直し、資源の回復を図り、漁業を経済的にも強い産業に変質させた。個別漁獲割当制度(IQ)などの漁業資源の管理が遅れている日本においても、ようやく新潟県佐渡島で本格的なIQの導入が始まった。佐渡島を含む離島にとって水産業は主要産業である。このIQ導入は、他の離島にとっても先駆的な事例として適用・活用の可能性があり、注目に値する。

定住した隠岐海士町で干しナマコ加工を「寄業」

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株式会社「たじまや」代表取締役 宮﨑 雅也
山に囲まれた群馬で生まれ育った私が、海に囲まれた島根県隠岐郡海士町で暮らしはじめ、早いもので9年が経とうとしている。本稿では、「移住の経緯」「民宿但馬屋での暮らし」「干しナマコ加工業の概要」「ナマコ加工における課題」「今後の取り組みと方向性」の5つに分けて、島暮らしのこれまでとこれからを紹介させていただきたい。

海洋深層水を活用した「育てる漁業」の振興を

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久米島町プロジェクト推進室 幸地 伸也
久米島は周囲を深い海に囲まれているなどの地形的特徴を有している。2000年、その特徴を活かし、沖縄県海洋深層水研究所が、陸上取水型では国内最大規模の海洋深層水の取水管を設置した。以来、14年にわたり、クルマエビや海ブドウの養殖をはじめ海洋深層水を活用した町の活性化を進めてきており、雇用の場の創出などの実績につながっている。

「海の森」再生による水産業の振興に向けて

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東京大学海洋アライアンス 山本 光夫
日本の沿岸域において深刻化している問題の一つとして磯焼けが挙げられる。防御フェンス・ネットなどこれまで多くの対策がとられてきたが、その中で最近注目されているものに、溶存鉄不足に着目したものがある。北海道増毛町における実証試験の概要と成果を紹介するとともに、離島でのフィールド試験などの事例についてもあわせて記述したい。

寄稿

二年目を迎えた「しまとく通貨」が発揮した効果
国土交通省

連載

<写真の向こう側>
西国オマージュ
加藤庸二
<島の精神文化誌>
第22話 与論民俗村(前篇)
土屋 久
<「しま」の原景>
第28景 佐渡船の船路(その七)
佐藤利夫
<瀬戸内海の今を歩く>
第53景 大分県姫島
齋藤 潤

事業

「しまづくりサミット2014」開催
本誌編集部
国土交通大臣杯「第七回全国離島交流中学生野球大会」開催
本誌編集部
「第23期 島づくり人材養成大学」開講報告
西原 弘

書評

山田吉彦著『国境の人々』

深見 聡著『ジオツーリズムとエコツーリズム』

弔詞

松本健一さんの逝去を悼む
大矢内生気

表紙… 広島県 厳島

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