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季刊 『しま』|251号

No.251 Vol.63-2 2017.9 September 季刊『しま』目次

ご挨拶

愛する離島のために
全離島会長 荒木耕治

グラビア

西海の異風、魂祭 長崎県嵯峨島・福江島
写真・小林 惠

TOPICS

有人国境離島法にもとづくおもな施策のうごき
全離島事務局
離島活性化交付金の概要と事例紹介
国土交通省離島振興課
平成二九年度 離島漁業関係交付金事業の概要
水産庁防災漁村課

コラム

志磨目八目 その10 島の「縞グラフ」を太く育てる
小野晋也
高木正年小伝――目を失って離島の本質を掴んだ明治の気骨の政治家
菅田正昭

特集 島への定住と起業・Ⅱ

【レポート】パンとワインと宿で夢を叶える米・仏・日の移住者(新潟県佐渡島)

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蕎麦 茂左衛門店主/Uターン 齋藤和郎
佐渡島は大きく、そこでの活動はグローバルだ。これらの類い稀な自然、歴史、文化、社会環境に魅力を感じ、近年は定住者も増えている。外国から移住された二組のご夫婦──マーカス・ソトさんと智子さん、ジャンマルク・ブリニョさんと聡美さん──、東日本大震災ののち関東から定住された仲塚雄輝さんと周子さん夫妻を紹介する。

【レポート】バーバー(理容室)とバーを開業した二人の若者(島根県西ノ島)

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西ノ島町観光定住課長 福間章仁
故郷の島にUターンし、理容室を開業した江馬大樹さん。地域おこし協力隊として大阪から島へ移住し、協力隊の任期後にバーをオープンした柴田暢樹さん。二人の共通点は、周りを明るくしてくれる元気の源で、笑顔あふれる青年たちであるということ。今回は、彼らが起業するまでの経緯と島での活躍ぶりを紹介したい。

ミカンの島へ―50人の移住をサポート(愛媛県中島)

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NPO法人「農音」代表理事/Iターン 田中佑樹
移住の構想を練る中で、友人たちに呼びかけて集団で移住し、島を支えるようなコミュニティーをつくろうと考え、NPO法人「農音」を設立。松山からわずか10キロほどの海を挟んで、本土とは明らかに何かが違う空気があり、そういう空気に価値を見出す若者が増えている。移住者が増えるにつれ、過疎の島は新しい可能性に満ちていく。

祖父の暮らす島でパン屋を開業(長崎県壱岐島)

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パンプラス代表/Iターン 大久保卓哉
福岡県内でのパン製造会社勤務を経て平成28年に祖父の住む壱岐島に移住し、山の中に佇むパン屋「パンプラス」を開業しました。開業当初から、毎月パン教室を行ったり、学校と連携し、ものづくりの魅力を伝えるようにしています。そうすることで、過疎化の防止や当店が高卒求人の受け皿になりたいと考えています。

【レポート】魚醤と宿屋―島の魅力を引き出す若者たち(長崎県小値賀島)

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ライター 竹内 章
小値賀町は観光客だけでなく移住者が多いことでも知られ、町全体へはこの19年間で計230人。島で事業を立ち上げる意欲的な移住者も増えており、地元住民にも良い刺激となっている。島になかった新しい水産加工品の魚醤で起業したIターンの吉岡美紀さんと、宿を開き外国人観光客を積極的に取り込もうとしているUターンの岩永太陽さんを紹介してみたい。

地ビールで奄美の食文化に広がりを(鹿児島県奄美大島)

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瀬戸内町地域おこし協力隊・合同会社奄美はなはなエール代表社員/Uターン 泰山祐一
生まれ故郷であり、祖父母、親戚などとの思い出の詰まった奄美大島に何か貢献したい、という気持ちから地域おこし協力隊員を志願しました。奄美には豊かな食文化が存在する一方で、地ビールがないことに気づきました。そこで、島の食文化をさらに豊かにし、島の雇用の創出につなげるべく「奄美群島 島地ビールプロジェクト」に取り組み始めました。

短期連載

小さな島の小さな取り組み(3) 静岡県初島――漁業の六次産業化とリゾートとの共存
乾 政秀

寄稿

島指定型「ふるさと納税」のすゝめ
ランドブレイン株式会社 吉戸 勝
神津島紀行――アシタバ染めや塩焚きの話
川口祐二

連載

<写真の向こう側>
時間よ止まれ
加藤庸二
<全推連会員の活動紹介⑤>
ジオパークの島、アサギマダラの保護活動
大分県姫島 木野村孝一
<島の精神文化誌>
第33話 豊島石(後篇)
土屋 久
<宮本常一写真を読む>
その10 新潟県佐渡島②
池田哲夫
<瀬戸内海の今を歩く>
第64景 岡山県鴻島・大多府島
齋藤 潤

事業

「しまづくりキャラバン」開催
本誌編集部

映画評

『飛べ!ダコタ』

書評

周防大島文化交流センター編『宮本常一の風景をあるく 周防大島諸島』

宮本雅史著『爆買いされる日本の領土』

表紙… 長崎県 壱岐島

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