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季刊『しま』| 256号

No.256 Vol.64-3 2019.1 January 季刊『しま』目次

グラビア

海のほんもの体験―交流の島へ 長崎県青島
写真・小林 惠

TOPICS

平成31年度「離島人材育成基金助成事業」の募集を開始
日本離島センター事務局
  
「焼酎特区」で公設公営の酒蔵が稼働 鹿児島県三島村黒島
  
本誌編集部

コラム

離島関係志落穂稿その4
菅田正昭

短報

持続可能な「SDGs未来都市」に選定 長崎県壱岐市
本誌編集部

特集 島を元気にする組織・Ⅰ

対馬グリーン・ブルーツーリズム協会/「暮らす・つなぐ・学ぶ旅」で国内外の交流人口を拡大(長崎県対馬)

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対馬グリーン・ブルーツーリズム協会事務局長 川口幹子
『対馬グリーン・ブルーツーリズム協会』は「対馬を暮らす旅」「国境をつなぐ旅」「原点を学ぶ旅」の三つの柱をコンセプトにし、商品づくりの基礎を固め、島の特徴を活かした観光商品の開発を行っている。またホームページの多言語対応化による外国人宿泊者数の増加などの成果が表れている。今後は事務局法人として旅行業登録することにより、ワンストップで着地型観光商品を販売できる体制に踏み切る予定である。

青島体験振興会/青島体験振興会/二〇〇人の島で、全国に先駆けた海の体験民泊を展開(長崎県青島)

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本誌編集部
長崎県青島は伊万里湾と玄界灘の境に位置する小さな島である。今年で16年目を迎える体験学習型旅行の受け入れは「まつうら党交流公社」の呼びかけに「青島体験振興会」を組織することで始まった。青島の体験民泊の特徴は皆が無理なく事業に関われるよう、「体験」と「民泊」を切り分けている点にあると言える。海の体験民泊は島を訪れる側の教育効果だけでなく、青島全体の活力を生むという効果をもたらしている。

NPO法人おぢかアイランドツーリズム協会/観光客それぞれに合う《島らしさ》を提供(長崎県小値賀島)

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小値賀町地域おこし企業人 長谷川雄生
長崎五島列島の北部に位置する小値賀諸島には「おぢかアイランドツーリズム協会」がある。平成の大合併で自立の道を選んだ小値賀島で、観光事業に携わる従来の3つの組織を一本化し誕生した。IT協会の特徴は宿泊施設を自ら管理・運営しているところや一人一人の要望を聞きオリジナルの体験メニューを提供している点にある。現在小値賀島に宿泊する観光客の半数がIT協会を通している。事業継続のための人材育成が急がれる。

五島列島B&B/個人客に特化し「田舎の親戚宅」を思わせる体験事業(長崎県若松島・中通島)

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ライター 竹内 章
長崎県新上五島町の若松島・中通島の体験型観光を支えてきたのが民泊事業を展開する「五島列島B&B」である。コンセプトは「田舎の親戚の家に遊びに来たような、 ホッとできる民泊」である。県内外の視察や研修会に積極的に参加し研究を続けてきたB &B は補助金に頼らない自己資金での組織運営を実現している。その一方で民泊受け入れの家庭数の増加が緩やかである点や、それに伴う観光客数の伸び悩みなどの問題もある。

一般社団法人久米島町観光協会/当たり前を《特別》に変える「民泊」「ホームビジット」「島の学校」(沖縄県久米島)

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一般社団法人久米島町観光協会 小田部早苗
ピーク時の十分の一以下に減ってしまった修学旅行生を取り戻すために、久米島町ニューツーリズム推進協議会が設置された。海ぶどうの摘み取り体験などの久米島でしかできない体験プログラムが人気である。また民泊家庭のおもてなしの意識が各家庭の清潔さに表れている。宿泊を伴わない「ホームビジット」は比較的敷居が低く、近年人気が高まっている。

短期連載

有人国境離島法にもとづく施策の現況③ 東京都八丈島
山田吉彦

論考

「地域・高校・大学」の連携で人材回帰の仕組み構築を
浦崎太郎

連載

<写真の向こう側>
いくつかの情景

加藤庸二
<小さな島の小さな取り組み(8)>
熊本県湯島─海女ちゃん食堂と島おこし

乾 政秀
<全推連会員の活動紹介⑩>
有機甘夏とゼリー、体験農業で六次産業化

山口 初
  
<島の精神文化誌>
第38話 コーガ石をめぐる産業と暮らし(前篇)

土屋 久
<宮本常一写真を読む>
その15 東京都青ヶ島(前篇)

荒井智史
<瀬戸内海の今を歩く>
第69景 睦月島・野忽那島

齋藤 潤

事業

「しまづくりキャラバン」
本誌編集部
「しまづくりサミット2018」
  
本誌編集部
「第27期島づくり人材養成大学」
西原 弘

映画評

『まぶいぐみ―ニューカレドニア引き裂かれた移民史』

書評

スティーブン・A・ロイル著/中俣 均訳『島の地理学――小さな島々の島嶼性』

有川美紀子著『小笠原が救った鳥――アカガシラカラスバトと海を越えた777匹のネコ』

表紙…三重県神島

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