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季刊『しま』|261号

No.261 Vol.65-4 2020.3 March 季刊『しま』目次

グラビア

追憶の海郷
写真・小林 惠

TOPICS

「人口急減地域特定地域づくり推進法」公布
全離島事務局
日本損害保険協会消防資機材七台を全国の離島へ寄贈
全離島事務局

コラム

離島関係志落穂稿 その9
菅田正昭

報告

錦江湾の島が六年ぶりに再有人島化(鹿児島県新島)
本誌編集部
  
海外離島現地調査報告 エストニアの島々(前篇)
日本離島センター事務局

短報

離島百貨店―島の連携で<関係人口>を創出
本誌編集部

特集 島を元気にする組織・Ⅵ

隠岐スモールビジネス協議会/小規模事業者の団結で販路を拓く―競争力のある商品開発、直売への展開(島根県島後)

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本誌編集部
第一次産業が盛んな島根県隠岐諸島、島後。隠岐スモールビジネス協議会は特産品の商品開発や島外への販路拡大を目指している。飲食業界向けの商談展示会に出展し、販路を開拓、会員の商品のマーケティングや国内外の商品づくりの研究も行っている。また、隠岐農産物生産者協議会と協力し、隠岐の島町初となる産品直売所「あんき市場」を立ち上げた。

NPO法人かさおか島づくり海社/伝統料理・産品・観光を一体的にPR―食の魅力も伝えるアンテナショップ経営(岡山県笠岡諸島)

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かさおか島づくり海社副理事長 森本洋子
岡山県笠岡諸島、NPO法人かさおか島づくり海社はデイサービス事業を中心に総勢50名の職員が住民をサポートしている。2019年には笠岡諸島のコンシェルジュ「しまのこし」を開業し、笠岡や全国の離島の特産品を販売する。「食から島へつながる観光」を目指し、地元の食材にこだわった四季を楽しめるランチを提供している。今後は観光案内所としての役割に力を入れていくつもりだ。

長島未来企画合同会社/町内外をつなぐ《通訳者》を目指して―協力隊7人で会社設立(鹿児島県長島ほか)

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長島未来企画合同会社代表社員 益田啓光
長島未来企画合同会社は地域おこし協力隊の活動範囲を広げ、任期終了後も町と関わる拠点をつくることを目的に、7人の地域おこし協力隊で2017年に設立した。映画『夕日のあと』制作委員会事務局や地元の食材をいかしたメニューを提供する食堂「あさひや」の運営など事業は多岐に渡る。今後は空き家を使ったサブリース事業や人材バンクの設立を視野に入れている。

株式会社いおう/地域資源を活かす事業を展開―タケノコ、椿油、トレーラーキャンプ(鹿児島県硫黄島)

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株式会社いおう取締役 棚次 理
2017年、鹿児島県硫黄島で株式会社いおうは設立された。島の資源を活かした3つの事業に取り組んでいる。オーナー制度で収量増加を目指すタケノコ事業、島内精油による品質向上を目指す椿油事業、トレーラーキャンプの運営による観光事業である。これらの事業の安定により新たな産業の創出、ひいては新しい雇用を生む期待がある。

一般社団法人宝島/バナナファイバーと地魚加工―商品開発で魅力を発信(鹿児島県宝島)

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一般社団法人宝島代表 竹内 功
トカラ列島最南端の宝島で活動する一般社団法人宝島は島唯一の法人である。古くから南西諸島に伝わる繊維加工技術を応用し、「バナナファイバー」を開発し商品化した。また、液体急速冷凍機を活用し旬の魚を加工し首都圏などに出荷している。島外に出荷できる商品づくりを通じて、Uターン者のため基幹産業の畜産だけでなく他の仕事の選択肢を増やしていくことを目指している。

短期連載

有人国境離島法にもとづく施策の現況⑧ 島根県隠岐の島町
山田吉彦

論考

アートの島でひらく未来
吉澤 剛/三成寿作

連載

<写真の向こう側>
生まれ島

加藤庸二
<小さな島の小さな取り組み(13)>
長崎県日島(新上五島町)―定置網漁獲物の加工と直売

乾 政秀
<全推連会員の活動紹介⑮>
県内離島の地域間交流へ―余所者・若者・馬鹿者を超えて

土見大介
<島の精神文化誌>
第43話 江島醤油

土屋 久
<宮本常一写真を読む>
その20 熊本県天草諸島

國本信夫
<瀬戸内海の今を歩く>
第74景 兵庫県西島・男鹿島

齋藤 潤

事業

「アイランダー2019」
本誌編集部
「しまづくりフォーラム」
本誌編集部

映画評

ドキュメンタリー映画『島にて』

書評

濱田武士・佐々木貴文著『漁業と国境』

資料

令和2年度 離島振興関係国家予算政府原案

表紙…宮城県朴島

"T-SITE SHOPPING 代官山 蔦屋書店"で261号を購入する

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公益財団法人 日本離島センター

〒100-0014 東京都千代田区永田町1-11-32 全国町村会館西館5階
TEL 03-3591-1151 FAX 03-3591-0036

No.283 Vol.71-1 2025.9 September 季刊『しま』目次

グラビア

慶良間の海洋文化の継承と活用
沖縄県座間味島
小原 佐和子

特集 離島の畜産業のいまⅡ

事例報告

レポート 唯一無二のレモンポーク――島の養豚農家の挑戦

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中山なぎ
愛媛県上島町の最西端にある岩城島。本稿では、岩城島で町内唯一の養豚業を営む「松浦農場」の取り組みについて紹介する。同社が育てているのが、「レモンポーク」である。この豚は、島内の産業廃棄物として排出していた、柑橘の搾りかすを配合した飼料を食べて育つ。生産サイクルを「島の循環」と名付け、発信することでブランド化を図り、食肉産業展「銘柄ポーク好感度コンテスト」で、最優秀賞を受賞した。ほか、レモンポークを島内で食べるための6次産業化の取り組みについて、取り上げる。

島が育み、人が守る地域に根差した「五島美豚」

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中村 千結
長崎県五島市では、肉用牛、酪農、養豚、養鶏などさまざまな畜産業が営まれ、市全体の農林水産業生産額の三割弱を占める。本稿では、JAごとうが主体となりブランド化に取り組む「五島美豚」について取り上げる。厳格な衛生管理の下、育てられることで、安心安全な肉質が保証されるほか、防疫面など離島ならではの優位性もある。現在、市内で出荷される五島美豚、年間約七千頭のうち約四割が島内、残りが島外(県内を中心)で消費される。近年では、地元の飲食店での提供も拡大しており、食を通じた五島の魅力発信に貢献している。

日本農業遺産の島で営まれる山羊畜産業

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沖縄県多良間村政策参与 来間玄次
沖縄県多良間村は、多良間島と水納島の2島の有人島から成り、農家が全戸数の54%を占める農業の島である。水資源に恵まれない多良間島では、琉球王国時代から抱護という独特の防風林を巡らし、台風や季節風から暮らしと農畜産業を守ってきた。現在島の畜産業は肉用牛生産がトップで、次いで山羊、豚の順になっている。多良間産の山羊は「多良間ピンダ」と呼ばれ、往時の村の山羊の飼養頭数は、県内でも最大を誇った。本稿では、山羊のブランド化事業や、島が熱狂する「多良間島ピンダアース(闘山羊)大会」について紹介する。

レポート 奄美の自然を生かした高品質の鶏卵・鶏肉生産

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赤羽俊彦
豊かな自然と文化を有する奄美大島で養鶏を営む「株式会社みなみくんの卵」。同社の生産品目は、卵・肉・加工品(スイーツ、惣菜)で、実に島の卵流通の四割を担っている。良質な卵と肉は郷土料理「鶏飯」に適し、養鶏を通して、半世紀以上にわたり島の食文化を支えてきた。本稿では、経営方針を効率よりも品質重視とした経緯や、地元民と観光客の両方が訪れやすい直販所経営の取り組み、人材確保や感染症リスクなど島で養鶏業を営む上での諸課題について紹介する。

人と自然が共存するニホンミツバチ養蜂

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合同会社つくもらぼ代表 高田陽
長崎県対馬では、古くから山の奥まで人々が入って、林業や山間での焼畑耕作を行なっていた。対馬の森の恵みの一つが、ニホンミツバチのハチミツである。対馬の山間部ではハチの群れを捕らえる「ハチドウ」があちこちに設置されている。対馬では一般的な養蜂と異なり、野生の蜂を飼育するため、ハチ任せの部分も多く、人とハチが共に暮らしている。一方、気候変動や外来種など懸念も多岐に渡る。ほか、対馬の蜂蜜のブランド化や、養蜂を自然と共生するアイコンとして注目する博物館の取り組みなどを紹介する。

巻頭言

地域の皆様の声に誠実な離島振興
国土交通省離島振興課長浪越祐

TOPICS

離島活性化のための交付金の概要と事例紹介
国土交通省離島振興課
 
アイランダー高校生サミット2025開催決定
本誌編集部
Young Islanders Forum Japan 開催
本誌編集部

連載

生きものを 守って活かす 島づくり
第3話 島根県知夫里島
平田 和彦
<島の精神文化誌>
第65話 夏越祭り

土屋 久
全推連会員の活動紹介(34)
東京都八丈島

奥山 清
<宮本常一写真を読む その40>
戦後80年と宮本常一写真

高木 泰伸

インタビュー

履歴書のなかの島13
棋士としての活力を養う対馬
将棋棋士 佐々木 大地/dd>

コラム

文学・映画の舞台を歩く『出口のない海』 山口県大津島
大野 道弘
永続離島論 10
菅田 正昭

映画評

『風のマジム』

書評

山本 慎一 著『島の宝を守る白石踊800年の伝統を受け継ぐ若者たち』
中村 多栄子 著『クロッシングオブ青方』

調査報告

離島の第一次産業を考える① 沖縄県座間味村
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本財団事務局

事業

  
しまづくりフォーラム開催報告
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本誌編集部
離島人材育成基金助成事業 令和6年度事例報告②
 宮本常一写真から上島町の現在、未来を考える
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かみじま町空き家よくし隊 平田 浩司

現地レポート

スポーツアイランドで離島球児たちが躍動
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本財団事務局

巻末企画

島で生まれたグラフィックデザイナーが歩いて見つけた島デザイン
新潟県:佐渡島
新村 則人