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季刊『しま』|NEW277号

No.277 Vol.69-4 2024.3 March 季刊『しま』目次

グラビア

暮らしに根ざした信仰や食文化の継承 長崎県新上五島町
小原 佐和子

特集 自然災害と離島振興

令和六年能登半島地震による離島の被害と現況

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本誌編集部
2024年1月1日に発生した能登半島地震は石川県輪島市などで最大震度7を観測した。離島においては、石川県舳倉島(輪島市)で震度5弱、新潟県佐渡島(佐渡市)で震度5強を観測し、建物などに被害が生じたほか、日本海側の島々では津波などもみられた。国・県・地元自治体や関係機関の公式発表、各種新聞や被災した舳倉島の住民からの声などをもとに、同地震での離島での被害状況などを報告する。

東日本大震災による被害とその後の歩み(宮城県江島)

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木村 利宏
宮城県江島(女川町)は2011年3月11日に発生した東日本大震災の震源近くに位置し、島に襲来した津波は高さ14・8メートルにも及んだ。島内のほとんどの船舶が流出・破損、港湾施設が全壊するなど大きな被害を受けたものの、島の住民の人的被害は出なかった。震災当時の様子や、復興へ向けた歩みについて報告する。

地域コミュニティによる火山災害への対応(鹿児島県口永良部島)

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貴舩 森
鹿児島県口永良部島(屋久島町)は島全域が国立公園に指定、「緑の火山島」とも呼ばれる。2014年8月に34年ぶりに島内の新岳が噴火し、翌15年6月には大噴火が発生、全住民が島外へ避難することとなった。著者ら住民が行なった、噴火に備えた取り組みや、屋久島での避難生活、全島避難がもたらした島内の団結や現状について報告する。

土石流災害からの復興 (東京都大島)

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柏木 賢
平成25年10月の台風26号によって、東京都大島(大島町)では島の西側に位置する元町地区の上流で土石流が発生、36名の尊い命が失われ、3名が今なお行方不明となっている。復旧・復興に向けた「大島町復興計画」の概要や、大きな被害に遭った神達・丸塚地区に建設されたメモリアル公園について取り上げる。

離島活性化のための交付金を活用した防災対策の推進について

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国土交通省離島振興課
離島における地域活性化を推進し、定住の促進を図るため、平成25年に創設された「離島活性化交付金」では離島の防災対策を推進してきた。令和5年度からは「離島広域活性化事業」としても支援を行なっている。本稿では令和4年度までに269件実施した防災対策の推進に係る事業のうち、鹿児島県諏訪之瀬島(十島村)、石川県舳倉島(輪島市)など特徴的な5件の事例を紹介する。

自然災害と重要国土喪失

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平野 秀樹
舳倉島は海女漁が日本で最も盛んな場所の一つである。今回の地震、津波により大きな被害を受けたことで、過疎化が加速する「災害過疎」が懸念されている。一方で、国の中で維持が困難な過疎地域について「組織的な移転」を検討すべきとの議論があるが、能登半島や舳倉島のような国境離島は「重要国土」としての役割を有しており、健全な地域社会の維持が強く求められる。

インタビュー

<履歴書のなかの島8>
  敬神崇祖の心を持って歩む芸能の道

歌舞伎義太夫 太夫 竹本 葵太夫

連載

<小さな島の小さな取り組み(29)>
  連載を終えて

乾 政秀
<島の精神文化誌>
第59話 青方岩家観音

土屋 久
<島の学校から 第8校>
東京都立三宅高等学校
<全推連会員の活動紹介(30)>
郷土愛で島の観光を支えよう
長崎県福江島 山口 澄子
<宮本常一写真を読む その34>
愛媛県二神島

豊田 渉

コラム

桟橋待合所⑩
島野 朗
文学・映画の舞台を歩く『信さん 炭坑町のセレナーデ』長崎県池島
大野 道弘
  
永続離島論 4
菅田 正昭

報告

地場産品の継承と新技術の活用 長崎県新上五島町

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本誌編集部

調査報告

架橋離島と小規模離島のいま ③ 山口県下関市の島々(角島篇)

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本誌編集部
架橋離島と小規模離島のいま ⑤ 佐賀県唐津市の島々

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本誌編集部

事業

アイランダー高校生サミット2023
 全国の17の離島高校から50人を超える生徒が参加

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本誌編集部
離島人材育成基金助成事業 令和4年度事例報告③
 井戸と水から、島の暮らしを探究する(香川県豊島)

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八塚 正剛
第31期 島づくり人材養成大学

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本誌編集部
しまづくりキャラバン

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本誌編集部

書評

高木 彰彦 著『国境の島々のダイナミクス』
世界がかわるシマ思考制作委員会 著『世界がかわるシマ思考 離島に学ぶ、生きるすべ』

資料

  
令和六年度 離島振興関係国家予算政府原案

編集部企画

島々の諸相、2023年度
  
本誌編集部
島で生まれたグラフィックデザイナーが歩いて見つけた島デザイン
新村 則人

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