島づくり人材養成大学

島づくり人材養成大学とは、離島住民を対象に島づくりのリーダー養成を目的とした短期集中講座です。平成4年に開講し、これまで延べ719名の卒業生を輩出しています。

島づくり人材養成大学趣旨

 今日の離島は、人口減少により急激な過疎化・高齢化が進展し、地域独自の創意と工夫を凝らした離島地域社会の創造が急務となっています。本財団では、各島でコミュニティの活性化や産業振興に取り組んでいる実践者を中心に、地域づくりの核となるリーダーを育成するための研修を、平成4年から毎年開催しています(令和2年度は新型コロナ感染拡大のため中止)。全国の島々から受講者が集い、これまで約700人の修了生を輩出してきました。
 この島づくり人材養成大学は、日常から離れて自分自身を見つめ直し、島人同士で交流し、課題を共有するなかで、島を取り巻く環境や求められているニーズを的確に把握し、島の有形・無形の資源の再発見や有効活用方法の模索などを通して「島でやらなくてはならないこと」「自分にできること」を具体化していくものです。ワークショップを通じて新しい発想を学びあい、課題解決のための技術を磨き、最終日までに各自が島づくりの具体的なプランを構想し、発表を行うことで、暮らし方や働き方の多様化、情報化社会の一層の進展など「新しい日常」に対応しうる、創造性を兼ね備えたバイタリティにあふれる人材を養成し、今後の離島の振興に資することを目的としています。

研修内容

 研修はワークショップを中心に行います。一方通行の講義ではなく、全国から集まる参加者同士の情報交換、島づくり活動に詳しい有識者を招いての講義や意見交換、開催地域の「島づくり」事業の見学など、島の活性化に焦点を当てた独自のカリキュラムを組んでいるのが本研修の特徴です。

第34期(令和8年度)研修について

現地研修日程:令和8年10月6日(火)~8日(木) 2泊3日
開催地:東京

 テーマ:
地域資源を見いだし、活かす人材を育てる
    ―― 自分たちの島でできることを考え、実践するために
 地域資源を活かすとは、単に特産品を売ることや観光客を呼び込むことだけではありません。地域資源とは、特産品、景観、施設、文化などとして最初から明確に存在しているわけではなく、ある人がその価値に気づき、別の人に伝え、誰かが手を加え、場をつくり、人と人をつなぎ、試行錯誤を重ねることで、はじめて地域づくりの資源として意味を持ちはじめます。
 本研修では、埼玉県横瀬町での取り組みを参照しながら、「地域資源をどう活かすのか」について考えます。横瀬町では、農産物や食、空き施設、人びとの経験や技術など、地域にあるさまざまなものを結び直し、新たな活動や事業へとつなげる取り組みが行われています。研修では、講義や全体視察に加え、班ごとのフィールドワークを行い、関係者へのインタビューや現場の観察を通じて、地域資源がどのように見出され、磨かれ、人や場の関係のなかで動き出していくのかを学びます。そうした取り組みを自分の島の状況に照らし合わせながら、「自分の島では何が資源になりうるのか」「誰とどのように始められるのか」を考え、島づくりのための具体的な実践につなげていきます。

第34期のカリキュラム

    
日程 午前 午後
事前研修 オンライン(1回)。受講者の顔合わせ、オンライン上で可能なプログラムを事前グループワークとして実施。 
1日目(10/6) ・島嶼会館(東京)に集合
・開講式
・ガイダンス
・フィールドワーク
・交流会
2日目(10/7) ・視察、フィールドワーク(埼玉県横瀬町)
3日目(10/8) ・ワークショップ、まとめ
・最終発表、ふりかえり
・総評
・解散式

事後研修 オンライン(1~2回程度)。島に戻ってからの受講者の様子の確認や、本財団の人材育成基金助成事業の募集開始のお知らせ等の情報提供など、講師や事務局によるフォローアップを実施。

担当講師

比嘉 夏子(ひが なつこ) 合同会社メッシュワーク共同代表
 山梨県立大学特任准教授。一般社団法人みつかる+わかる理事。博士(人間・環境学、京都大学)。「人類学者の目をインストールする」ことをミッションとし、変化を求める組織や知的好奇心を持つ個人などを対象に様々な伴走を行う組織として合同会社メッシュワークを設立。人類学の知見を活かし、多様な人々や現場のリアリティに寄り添いながら、その仕組みや変化を精緻に捉えることで、ボトムアップの社会変革を目指す。著書に『贈与とふるまいの人類学―トンガ王国の〈経済〉実践』(単著、京都大学学術出版会)、『地道に取り組むイノベーション―人類学者と制度経済学者がみた現場』(共編著、ナカニシヤ出版)などがある。


研修への申し込み方法

 本財団会員市町村在住の方に参加資格があります。毎年5月ごろ会員市町村へ送付する募集要項にもとづき、各市役所・町村役場の離島振興担当課を通じてお申し込み下さい。
 詳しくは下記までお問い合わせ下さい。

公益財団法人日本離島センター 島づくり人材養成大学 担当宛
TEL:03-3591-1151 MAIL:shimadai@nijinet.or.jp

日程 午前 午後
 事前研修 オンライン(1回)。受講者の顔合わせ、オンライン上で可能なプログラムを事前グループワークとして実施。 
1日目(9/29)
・新潟県佐渡島に集合
・開講式
・ガイダンス
・フィールドワーク①
2日目(9/30) ・島内視察/体験① ・島内視察/体験②

3日目(10/1) ・フィールドワーク前準備 ・フィールドワーク
4日目(10/2) ・フィールドワーク ・フィールドワークまとめ
日程 午前 午後
 事前研修 オンライン(1回)。受講者の顔合わせ、オンライン上で可能なプログラムを事前グループワークとして実施。 
1日目(9/29)
・新潟県佐渡島に集合
・開講式
・ガイダンス
・フィールドワーク①
2日目(9/30) ・島内視察/体験① ・島内視察/体験②

3日目(10/1) ・フィールドワーク前準備 ・フィールドワーク
4日目(10/2) ・フィールドワーク ・フィールドワークまとめ

▲このページのトップへ

公益財団法人 日本離島センター

〒100-0014 東京都千代田区永田町1-11-32 全国町村会館西館5階
TEL 03-3591-1151 FAX 03-3591-0036