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季刊 『しま』|225号

No.225 Vol.56-4 2011.4 April 季刊『しま』目次

グラビア

祈りの島の旧正月 沖縄県久高島
写真・小林 惠

TOPICS

日本損害保険協会 消防施設8台を全国の離島へ寄贈
全離島事務局

緊急報告

宮城県離島の地震津波災害
宮城県離島の復興へ多大なご支援を
全国離島振興協議会会長 髙野宏一郎
【緊急報告】宮城県離島の被災と復旧の概況
本誌編集部

特集 海と島の日本・XIII

森・川・里・海の連環で「里島」復活を 自然環境の再生から取り組むツシマヤマネコの保護活動

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前田 剛
絶滅が危惧されているツシマヤマネコの保護活動が展開されている長崎県対馬島。「ヤマネコか人か」という二項対立の保護ではなく、ヤマネコも人も共に生きる島づくりを目指す著者のまなざしは、森から川、里、海への連なりに向かう。つながり、循環する自然環境の再生が、ひいてはヤマネコも人も守る――。対馬を「里島」と称し、ヤマネコを介して描く島のこれからを語ってもらう。

オウ〈au=aw〉島から粟島へ《粟・雑穀》霊の常世への跳躍

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菅田正昭
「粟島」「淡島」は、記紀の国生み神話でも中心的な位置を占めており、「常世の国」への入り口、常世へ飛躍する島としてもまた重要である。伊雑宮の鎮座する志摩國答志郡も粟嶋であり、久高島の祭祀でも粟の霊性は際だっている。常世の豊饒を取り戻すには、この弧状列島全体の粟霊への回帰が必要ではないか。

寄稿

光の道が招き寄せた企業たち 鹿児島県 与論島
齋藤 潤
新潟県粟島の「在来馬復活プロジェクト」
本誌編集部

連載

<写真の向こう側>
島のフェリー、旅人の視点。
加藤庸二
<島の精神文化誌>
第7話 種子鋏職人
土屋 久
<「しま」の原景>
第13景 地域の形成
佐藤利夫
<地域づくりのフィールドノート>
その10 沖縄県西表島
海津ゆりえ
<瀬戸内海の今を歩く>
第39景 香川県粟島・志々島
齋藤 潤

時評

<潮流>東日本大震災に思う

事業

「アイランダー2010」開催

書評

山田吉彦著『日本は世界4位の海洋大国』

濱田武士著『伝統的和船の経済―地域漁業を支えた「技」と「商」の歴史的考察』

資料

平成23年度離島振興関係国家予算政府原案

表紙… 北海道 礼文島

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