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しま山100選

「しま山100選」とは

 (公財)日本離島センターでは、海に囲まれた島の山々の個性や魅力にスポットをあて、全国の島々を対象に、「しま山100 選」を選定しました。「しま山」を通じて、訪れる人にも、島の人にも、島の魅力を再発見してもらい、交流の促進につなげていくことがねらいです。

 そもそも島とは、海の底から立ち上がった山であり、その姿は高山のような雄大さがありますが、海抜にすれば1,000 メートル以上のしま山は少なく、体力をあまり気にせずに頂を極める満足感が得られ、一年を通じて楽しめる山が多いことが魅力です。草花や生きもの、地形や地質、全方位のパノラマや多島美、史跡など、しま山ならではの特別な宝物にも出会えるかもしれません。

 海を渡ると、そこは島時間。日常からちょっと離れて、島旅・山旅にでかけてみましょう。山から島を眺めれば、島の形や人々のくらしの場、島を囲む美しい海や砂浜、遠くの島々まで見渡すことができ、その島をもっと身近に、もっと好きになれるはずです。

「しま山100選 選定一覧」pdfはこちらから
山ごとの詳しい情報「しま山シート」pdfはこちらから
(イラスト:鈴木ともこ)
季刊『しま』248号にて、「しま山100選」の記事を掲載しています。
 本文記事(1,658KB)グラビアページ(7,381KB)はこちらから

選定の概要

■主催:公益財団法人 日本離島センター

■選定方法:
・島の関係市町村からの推薦により、選定候補をリスト化
・島の専門家、山の専門家などの有識者からなる選定会議を設置
・眺望や資源、達成感、地域バランスなどを考慮し、「いかにも島らしい」と感じられる山を、
 選定会議の合議により選定

対象とした島および山

・わが国に存在する有人島
 平成22年国勢調査ほかで住民の居住が確認された島
 本土と架橋された島、湖沼中にある島を含む
・定期航路を有する無人島
・干潮時に徒歩で渡島できる無人島
 ※定期航路を有しない有人島およびその他の無人島は対象外
・標高はおおむね100m以上

選定委員(敬称略)

<島の有識者>
枝松 克巳(株式会社メッツ研究所代表)
 日本離島センター離島人材育成基金助成事業運営委員長
齋藤 潤(旅行家)
 著書に『日本島旅紀行』『島-瀬戸内海をあるく』ほか
 国土交通省「島の宝100 景」選考委員

<山の有識者>
辰野 勇(登山家・冒険家/(株)モンベル代表取締役会長)
 著書に『軌跡』『モンベル 7つの決断』
鈴木 ともこ(漫画家・エッセイスト)
 著書に『山登りはじめました2 いくぞ! 屋久島編』ほか

<旅行(エコツーリズム、テーマツアー)の有識者>
辻野 啓一(NPO日本エコツーリズム協会 理事・事務局長)
 日本交通公社(現JTB)で香港支店長、アジア支配人室(シンガポール)企画部長、広報室長、
 JTBハワイ社長などを歴任

選定結果の公表

 しま山100選として、21都道県76市町村93島から100山を選定し、平成28年11月26日(土)に東京・池袋サンシャインシティで開催された「アイランダー2016」のなかで公表を行いました。
「しま山100選 選定一覧」はこちらからpdf
山ごとの詳しい情報「しま山シート」pdfはこちらから
 平成29年8月4日に日本離島センター編集協力のガイドブック『しま山100選』(ネイチュアエンタープライズ)が刊行されました。
お問い合わせは下記へお願いいたします。

公益財団法人日本離島センター 広報係「しま山100選」担当
TEL:03-3591-1151 FAX:03-3591-0036

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公益財団法人 日本離島センター

〒100-0014 東京都千代田区永田町1-11-32 全国町村会館西館5階
TEL 03-3591-1151 FAX 03-3591-0036

No.283 Vol.71-1 2025.9 September 季刊『しま』目次

グラビア

慶良間の海洋文化の継承と活用
沖縄県座間味島
小原 佐和子

特集 離島の畜産業のいまⅡ

事例報告

レポート 唯一無二のレモンポーク――島の養豚農家の挑戦

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中山なぎ
愛媛県上島町の最西端にある岩城島。本稿では、岩城島で町内唯一の養豚業を営む「松浦農場」の取り組みについて紹介する。同社が育てているのが、「レモンポーク」である。この豚は、島内の産業廃棄物として排出していた、柑橘の搾りかすを配合した飼料を食べて育つ。生産サイクルを「島の循環」と名付け、発信することでブランド化を図り、食肉産業展「銘柄ポーク好感度コンテスト」で、最優秀賞を受賞した。ほか、レモンポークを島内で食べるための6次産業化の取り組みについて、取り上げる。

島が育み、人が守る地域に根差した「五島美豚」

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中村 千結
長崎県五島市では、肉用牛、酪農、養豚、養鶏などさまざまな畜産業が営まれ、市全体の農林水産業生産額の三割弱を占める。本稿では、JAごとうが主体となりブランド化に取り組む「五島美豚」について取り上げる。厳格な衛生管理の下、育てられることで、安心安全な肉質が保証されるほか、防疫面など離島ならではの優位性もある。現在、市内で出荷される五島美豚、年間約七千頭のうち約四割が島内、残りが島外(県内を中心)で消費される。近年では、地元の飲食店での提供も拡大しており、食を通じた五島の魅力発信に貢献している。

日本農業遺産の島で営まれる山羊畜産業

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沖縄県多良間村政策参与 来間玄次
沖縄県多良間村は、多良間島と水納島の2島の有人島から成り、農家が全戸数の54%を占める農業の島である。水資源に恵まれない多良間島では、琉球王国時代から抱護という独特の防風林を巡らし、台風や季節風から暮らしと農畜産業を守ってきた。現在島の畜産業は肉用牛生産がトップで、次いで山羊、豚の順になっている。多良間産の山羊は「多良間ピンダ」と呼ばれ、往時の村の山羊の飼養頭数は、県内でも最大を誇った。本稿では、山羊のブランド化事業や、島が熱狂する「多良間島ピンダアース(闘山羊)大会」について紹介する。

レポート 奄美の自然を生かした高品質の鶏卵・鶏肉生産

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赤羽俊彦
豊かな自然と文化を有する奄美大島で養鶏を営む「株式会社みなみくんの卵」。同社の生産品目は、卵・肉・加工品(スイーツ、惣菜)で、実に島の卵流通の四割を担っている。良質な卵と肉は郷土料理「鶏飯」に適し、養鶏を通して、半世紀以上にわたり島の食文化を支えてきた。本稿では、経営方針を効率よりも品質重視とした経緯や、地元民と観光客の両方が訪れやすい直販所経営の取り組み、人材確保や感染症リスクなど島で養鶏業を営む上での諸課題について紹介する。

人と自然が共存するニホンミツバチ養蜂

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合同会社つくもらぼ代表 高田陽
長崎県対馬では、古くから山の奥まで人々が入って、林業や山間での焼畑耕作を行なっていた。対馬の森の恵みの一つが、ニホンミツバチのハチミツである。対馬の山間部ではハチの群れを捕らえる「ハチドウ」があちこちに設置されている。対馬では一般的な養蜂と異なり、野生の蜂を飼育するため、ハチ任せの部分も多く、人とハチが共に暮らしている。一方、気候変動や外来種など懸念も多岐に渡る。ほか、対馬の蜂蜜のブランド化や、養蜂を自然と共生するアイコンとして注目する博物館の取り組みなどを紹介する。

巻頭言

地域の皆様の声に誠実な離島振興
国土交通省離島振興課長浪越祐

TOPICS

離島活性化のための交付金の概要と事例紹介
国土交通省離島振興課
 
アイランダー高校生サミット2025開催決定
本誌編集部
Young Islanders Forum Japan 開催
本誌編集部

連載

生きものを 守って活かす 島づくり
第3話 島根県知夫里島
平田 和彦
<島の精神文化誌>
第65話 夏越祭り

土屋 久
全推連会員の活動紹介(34)
東京都八丈島

奥山 清
<宮本常一写真を読む その40>
戦後80年と宮本常一写真

高木 泰伸

インタビュー

履歴書のなかの島13
棋士としての活力を養う対馬
将棋棋士 佐々木 大地/dd>

コラム

文学・映画の舞台を歩く『出口のない海』 山口県大津島
大野 道弘
永続離島論 10
菅田 正昭

映画評

『風のマジム』

書評

山本 慎一 著『島の宝を守る白石踊800年の伝統を受け継ぐ若者たち』
中村 多栄子 著『クロッシングオブ青方』

調査報告

離島の第一次産業を考える① 沖縄県座間味村
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本財団事務局

事業

  
しまづくりフォーラム開催報告
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本誌編集部
離島人材育成基金助成事業 令和6年度事例報告②
 宮本常一写真から上島町の現在、未来を考える
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かみじま町空き家よくし隊 平田 浩司

現地レポート

スポーツアイランドで離島球児たちが躍動
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本財団事務局

巻末企画

島で生まれたグラフィックデザイナーが歩いて見つけた島デザイン
新潟県:佐渡島
新村 則人