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季刊 『しま』|243号

No.243 Vol.61-2 2015.9 September 季刊『しま』目次

グラビア

あわのくにの祈りと叡智 沖縄県粟国島
写真・小林 惠

巻頭言

離島の振興を考える
国土交通省離島振興課長 吉田幸三

TOPICS

離島活性化交付金の概要と事例紹介
国土交通省離島振興課
離島税制特例措置の積極的な活用を!
国土交通省離島振興課
高松市大島の離島指定が実現
香川県高松市政策課

コラム

志磨目八目 その2 「島百名山」の提案
小野晋也
萬葉集の離島生活 その1
菅田正昭

特集 水産業の新たな展開・Ⅳ

「離島漁業再生支援交付金」第三期対策の実施とこれまでの活用事例

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水産庁漁港漁場整備部防災漁村課
水産庁では、本土に比べて不利性を有する離島漁業の再生を図るため、平成17年度から「離島漁業再生支援交付金」による支援を実施しており、同27年度から第3期対策が開始されました。本交付金の概要や第3期対策からの改正点を説明するとともに、これまで実施してきた第2期対策の取り組み事例を紹介します。

新たな視点で水産物の販路拡大を模索する長崎県上五島

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本誌編集部
島の基幹産業である漁業。近年、長崎県上五島では、移動販売車を活用して他県へ販路拡大を図ったり、加工品の開発に取り組み「県の逸品」として認定された漁協など、厳しい水産業の現状を打開する新しいうごきが起こっている。8月上旬、島の水産の現状を知るべく、新上五島町を巡った。

礼文島・利尻島における水産業の現状とその将来

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公益財団法人東京財団上席研究員 小松正之
礼文島・利尻島は、現在70歳以上の高齢の漁業者が45%を占めており、年間に10人程度の漁業者が減少している。この傾向はさらに加速し、そして漁業の労働力の質も低下しよう。現在の対策では、各島とも年に数名程度の新規参入である。現状の漁業振興策と後継者対策を強化した、大胆で抜本的な対策が求められる。

短報

架橋実現を目指して魅力を高める獅子島(鹿児島県長島町)
本誌編集部
船は一日10便、住民18人の佐合島(山口県平生町)
本誌編集部
交流によって人づくりをすすめる粟島(新潟県粟島浦村)
本誌編集部
三重県坂手島で最後の「棒練り」神事(三重県鳥羽市)
鳥羽市教育委員会生涯学習課

寄稿

瀬戸内国際芸術祭を支える「こえび隊」
斉藤牧枝

連載

<写真の向こう側>
百年の巡合
加藤庸二
<島の精神文化誌>
第25話 お接待(後篇)
土屋 久
<宮本常一写真を読む>
その2 東京都三宅島(前篇)
山川志典
<「しま」の原景>
第31景 魅力ある「しま」
佐藤利夫
<瀬戸内海の今を歩く>
第56景 岡山県六島・小飛島・大飛島
齋藤 潤

映画評

ドキュメンタリー映画『スケッチ・オブ・ミャーク』
齋藤和郎

書評

田淵亮子絵・文『ハベル舞う渡嘉敷 いのち輝く美しい島づくり』

瀬戸山玄著『狙撃手、前へ! ある父島移民の戦争』

山内道雄・岩本悠・田中輝美著『未来を変えた島の学校―隠岐島前高校発 ふるさと再興への挑戦』

表紙… 兵庫県 坊勢島

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