No.207 Vol.52-2 2006.11 November 季刊『しま』目次
グラビア
- ジャンベが響き、メンドンが駆ける 鹿児島県三島村・硫黄島
- 小林 惠
コラム
- 佐渡からひとこと
- 佐藤利夫
- 水母なす漂流の時代の石敢当
- 菅田正昭
時評
- 潮流 船と道との接点
特集 隠岐・海士町の地域戦略〈後編〉
CASを武器とした産業流通革命を
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本誌編集部
周りを海に囲まれ、水産資源に恵まれながら、海上輸送が隘路となる島。海士町では課題解決のために全国で先駆けて新凍結システム〈CAS(キャス)を導入した。これを活用し、白イカやイワガキなどの特産品を鮮度を保って、国内外に出荷している。品質の良さを伝えるための試行錯誤についても取り上げる。
定住促進事業の軌跡と可能性
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本誌編集部
定住促進に向けて、海士町が募集している「商品開発研修生」。役場に所属しながら、Iターンの方がうどんづくりや乗馬用の馬育成に取り組んでいる。平成17年秋に始まった「農業研修生」では移住者が集落の人らと共にミカンや黒大豆を生産する。「若者島体験塾」を機に島に滞在することを決めた方や、歌手になる夢を叶えるために島を離れ、5年ぶりに帰省した方についても取り上げる。
島の〝宝〟をみんなでかたちにしていく
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島根県中ノ島 後藤隆志
「商品開発研修生」として海士町で暮らすようになり2度目の秋が過ぎようとしている、後藤隆志さん。
現在、島で親しまれてきた「ふくぎ茶」の観光客向けの商品化に取り組んでいる。さらに島の日常としての料理の魅力を掘り起こす「島の食卓プロジェクト」や、北分地区にある通称「ひまわり長屋」でのIターン者やUターン、地域の方々の交流についても紹介する。
小さな島に秘められた大きな財産とは
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島根県中ノ島 深谷 治
固有の動植物など、隠岐の自然に魅せられて海士町に移り住んだ深谷 治さん。観察会などを通して住民に地域の自然の素晴らしさを認識してもらう「海士の自然を考える会」、隠岐郡一円を対象とする自然保護団体を「隠岐自然倶楽部」を立ち上げてきた。さらに、隠岐でのエコツーリズムを推進するために「隠岐自然村」を立ち上げ、地域の食材を使ったレストランをオープンさせるなど実践を続けている。
寄稿
- 出会いのイベント「潮騒の集いin鳥羽」を開催
- 三重県鳥羽市 村山陽介
- 郷里の巨人に学ぶ
- 石井 寛
シリーズ 島からのメッセージ
- 経済性をともなう町づくり事業へ
- 長崎県中通島 角谷和明
- 逆境は情熱で切り開け
- 愛媛県岩城島 古川泰弘
- 「島の夢」の架け橋に
- 広島県大崎上島 辰田早智子
- 住民から見た「海浜体験留学」の八年
- 北海道利尻島 白取紀夫
TOPICS
- 全国商工会連合会が小規模事業者を支援
- 第四回「海ごみサミット」開催
- 日本損害保険協会 消防施設一六台を寄贈
連載
- <写真の向こう側>
路地の視野
- 加藤庸二
- <瀬戸内海の今を歩く>
第21景 香川県直島
- 齋藤 潤
書評
『旅する巨人宮本常一 にっぽんの記憶』
大橋弘著『1972 青春軍艦島』
表紙… 長崎県 福江島