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季刊『しま』|259号

No.259 Vol.65-2 2019.9 September 季刊『しま』目次

グラビア

コンブに囲まれる宝の島
写真・小林 惠

TOPICS

離島活性化交付金の概要と事例紹介
国土交通省離島振興課

コラム

離島関係志落穂稿 その7
菅田正昭

特集 島を元気にする組織・Ⅳ

株式会社 TOSHIMA/定期航路の離着岸事業で、住民生活の安定と雇用創出へ(東京都利島)

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株式会社 TOSHIMA 小川 美咲
伊豆大島と新島に挟まれた人口300人ほどの小さな島、利島。株式会社TOSHIMAは平成17年から東海汽船利島代理店として定期航路離着岸事業を担っている。社員の9割はIターン者で、毎年東京で開催される交流イベント「アイランダー」を活用して採用活動をしている。また、流通に長けていることからふるさと納税の立ち上げ業務を請け負った。今後は雇用を増やしながら、新たな収益を得られる新規事業の立ち上げを目標として掲げている。

NPO法人 かみじまの風/設立一四年、夢のあとさき(広島県大崎上島)

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かみじまの風 事務局長 多武保 清美
NPO法人かみじまの風は町の委託事業を中心として、島づくりを目的とした様々な事業に携わっている。法人設立のきっかけとなったのは平成17年の大崎上島三町の合併とそれに伴う町内全域への光ファイバ網の敷設だった。光ファイバの民間活用は実現しなかったものの、空き家を利用した体験滞在事業はのちに行政による移住体験住宅の建設につながった。今後の目標として広報の充実や若い世代の会員数増加、自主事業の実施の3点を挙げる。

一般社団法人 磊ノ島/一〇年後も、島に住み続けるために(山口県大津島)

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一般社団法人磊ノ島 代表理事 渡邊 あゆ子
JR徳山駅から徒歩5分、徳山港から毎日7便の船が出る大津島で一般社団法人磊ノ島は活動している。平成30年から組織された同法人は島内だけでなく島外の組織とも連携しながら幅広い分野で島の活性化に取り組む。最初の事業として使われていなかった食堂の建物を借り、島食堂「ひなた」としてオープンした。また、スダイダイを中心とした柑橘ブランドプロジェクトも現在進行中である。今後はクラウドファンディングなどを活用しながら、事業を展開していく予定である。

NPO法人 度島地区まちづくり運営協議会/《地元力》を高め、自らの手で未来をつくる(長崎県度島)

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集落支援員 森 健司
平成25年、度島地区まちづくり運営協議会はコミュニティバスの運行開始を第一目標に掲げ設立された。同時期に竣工された「ふれあいセンター度島」を拠点として、4つの部会に分かれて事業を展開している。「度島まちづくり塾」は次世代の人材育成のため、中学生がワークショップなどを通じて島の課題を学び、議論し、意見を集約して事業計画にまとめるというものである。若い世代が島づくりに自ら取り組むことで、島に住み続けたいと思えるようになることが一番の希望である。

短期連載

有人国境離島法にもとづく施策の現況⑥ 長崎県壱岐市
山田吉彦

論考

フランスの海外島嶼地域における振興施策(後篇)
長谷川秀樹

寄稿

島を心のふるさとに─「生きる喜びミッション」で看護学生に講演
河田真智子
  
八丈島の多様な文化を感じさせる里芋の話(前篇)
和田 健

連載

<写真の向こう側>
百年離島。

加藤庸二
<小さな島の小さな取り組み(11)>
広島県大崎上島―Iターンによるカキ養殖と漁師食堂

乾 政秀
<全推連会員の活動紹介⑬>
8島がひとつになって活動する離島推進員

畑中鶴見
  
<島の精神文化誌>
第41話 コンブ漁(後篇)

土屋 久
<宮本常一写真を読む>
その18 東京都神津島(前篇)

加藤秀雄
<瀬戸内海の今を歩く>
第72景 山口県浮島・笠佐島

齋藤 潤

事業

国土交通大臣杯「第一二回全国離島交流中学生野球大会」開催
全離島事務局

映画評

『夕陽のあと』

書評

池上大祐・杉村泰彦・藤田陽子・本村 真編『島嶼地域科学という挑戦』

石原 俊著『硫黄島─国策に翻弄された130年』


表紙…東京都大島

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