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季刊『しま』|264号

No.264 Vol.66-3 2021.1 January 季刊『しま』目次

巻頭言

離島振興を巡る三つの視点
国土交通省離島振興課長 岡 朋史

グラビア

オンラインによる新しい形の交流づくり アイランダー2020
本誌編集部

TOPICS

甑大橋開通
鹿児島県薩摩川内市甑はひとつ推進課

コラム

離島関係志落穂稿 その12
菅田正昭

特集 島から考える日本・Ⅲ

【レポート】年間を通して暮らすために―水産業が中心の島の新しい働き方/利尻島(北海道利尻町・利尻富士町)

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西島 徹
利尻島で複数の仕事を組み合わせて生計を立てている谷智晴さん(漁師×飲食店経営)、高橋哲也さん(商店・バー経営×地域づくり)、澤田知仁さん(キャンプ場管理×キッチンカー)の働き方や暮らしについて紹介します。また、「利尻島における複業の歴史」として、ニシン漁の盛衰と出稼ぎの増加、そして多様化する仕事の組み合わせ方についてもまとめました。

【レポート】地域の仕事と農業―収入の安定と趣味の事業化を実現/新島(東京都新島村)

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秋枝ソーデー由美
新島では、夏と冬とで人や物の流れがガラリと変わるため、季節に合わせた就労のスタイルが定着しています。最近では、島に欠かせない仕事に従事しながら、自分の趣味やスキルを活かして起業する人も増えています。今回は三組の農家(公文聡子さん、吉見光代さん、石野貴子さん)を通して、新島の複業事情について紹介します。

〈好き〉を〈仕事〉に―経験を活かして生きていく/壱岐島(長崎県壱岐市)

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柴山琢磨
市役所を退職して「イキテイク合同会社」を設立した経緯や、複数の仕事を組み合わせながら生計を立てている、現在の暮らしを紹介します。島で働くことには苦労が多く、都会に比べて、賃金が安いという現実もあります。しかし、島には人の温かさや自然の豊かさがあり、仕事をつくり出せるポテンシャルも有しています。

畜産・音響操作・社会貢献活動―地域に根ざした暮らし方/沖永良部島(鹿児島県知名町)

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要 秀人
島はサービスに限りがある分、生きる上で必要なさまざまなことを自分で行なってしまうため、その延長としての複業が日常的になっています。2015年に島に移住してきた私は、畜産業に従事しているほか、農業と地域の活性化に取り組む任意組織を立ち上げました。また、それらに加えて音響や照明オペレーターの仕事も行なっています。

仕事の掛け合わせで生存力を高める―フリーランス組織も結成/久米島(沖縄県久米島町)

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石坂 達
私は、久米島で地域おこし協力隊として3年間活動した後、2019年に合同会社PLUCKを起業しました。自治体の計画策定支援や移住定住推進事業の手伝いなど、さまざまな仕事を組み合わせる複業で生計を立てています。また、2019年に個人事業主や複業ワーカーの集まり「複業・フリーランサーギルド」を立ち上げました。

【制度紹介】特定地域づくり事業協同組合制度の活用を―離島における新たな働き方の提案

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総務省地域力創造グループ地域振興室
令和2年6月4日に施行された「地域人口の急減に対処するための特定地域づくり事業の推進に関する法律」に基づき、〈マルチワークによる雇用の創出〉によって、産業の担い手不足に悩む地域の事業者と、地方への移住に関心を抱く都市部の若者等をつなぐ画期的な手法として、「特定地域づくり事業協同組合制度」が誕生しました。いち早く制度を活用されている島根県海士町の「海士町複業協同組合」について、「制度の活用で思い描いた島暮らしの実現を」として同組合事務局長の太田章彦さんに寄稿いただきました。

論考

八丈島の疱瘡──古文書が語る感染症(後篇)
對馬秀子

寄稿

食品産業の視点から新たなバリューチェーンを創造
千野和利

連載

<写真の向こう側>
銀盤の海の彼方に

加藤庸二
<小さな島の小さな取り組み(16)>
東京都大島(大島町)─浜のかあちゃん食堂と漁協の水産加工事業

乾 政秀
<全推連会員の活動紹介⑱>
「サザエといえば隠岐」を目指して

佐々木雅秀
<島の精神文化誌>
第46話 東京「宝島村」(後篇)

土屋 久
<宮本常一写真を読む>
その23 山口県見島(前篇)

清水満幸
<瀬戸内海の今を歩く>
第77景 日本遺産が秘めた可能性を島々に探る

齋藤 潤

事例報告

離島人材育成基金助成事業 令和元年度優良事例報告
 ③世代間交流による島内福祉の充実を目指して(香川県土庄町)

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小澤詠子

事業

令和3年度「離島人材育成基金助成事業」の募集を開始
日本離島センター事務局
「アイランダー2020」
本誌編集部
「しまづくりフォーラム」
本誌編集部

映画評

『プラスチックの海』

書評

川口祐二 著『島へ、浦へ、磯辺へ――わが終わりなき旅』
朴 順梨 著『離島の本屋ふたたび――大きな島と小さな島で本屋の灯りをともす人たち』

表紙…三重県答志島

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