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季刊 『しま』|218号

218 Vol.55-1 2009.6 June 季刊『しま』目次

グラビア

揺籃の海に生きる 愛媛県戸島・嘉島
写真・小林 惠

TOPICS

後世に残したい「島の宝100景」が選定されました

特集 海と島の日本・Ⅵ

海、そしてシーカヤックから見た日本列島

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写真:
内田正洋
漁猟用として使われてきたカヤックは、海辺の人々の生活を支えてきた道具だった。かつて海と密接なつながりをもっていた海洋国、日本。子どものころから海に親しみ、舟を繰り外洋へと旅立っていった。海の旅とは、言い変えれば航海である。その手段、道具として、いまはシーカヤックは位置づけられるだろう。そんな海の旅から見る島は孤立したものではない。シマ(島)には「縁(よすが)」という意味が含まれており、縁とは「拠り所」のこと。島とは、日本人の故郷なのである。

顔と海が見える島の魚を学校給食へ

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久保田弘道
魚離れが進むなか、東京都内の小・中学校で国産の新鮮な魚介類を使った学校給食への取り組みが始まっている。魚食文化の継承と同時に、産地と学校とがつながることで、漁業の大切さ、海の環境保全などを学ぶ契機ともなっているが、安全性の確保や食材の安定供給など課題も多い。漁業振興への足がかりともなる学校給食での魚食普及、その課題と解決への道筋を検証する。

伊豆大島からはじまった自然海塩の復活生産

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本誌編集部
全国の島々でも現在は自然海塩づくりが盛んに行われている。平成9年に「塩専売法」が廃止されて以降、その生産は顕著化し、いまでは一般に販売されているが、専売塩が主流となっていたころから、頑なに自然海塩にこだわってきた人たちが大島にいた。彼らが目指した塩づくりとは――。32年間、大島で塩をつくり続けてきたひとりの職人を訪ねてみた。

「離島漁業再生支援交付金」の活用事例について

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水産庁漁政部企画課
平成17年度から始まった「離島漁業再生支援交付金」を活用し、産卵場の設置や養殖業への参入、流通体制の改善、観光との連携など、全国の離島地域でさまざまな取り組みが行われている。その活動事例をまとめた「離島漁業再生支援交付金活動事例集」のなかから、山形県酒田市飛島、鹿児島県長島町獅子島、長崎県五島市福江島、東京都八丈町八丈島、山口県萩市見島の活動を紹介する。

〈海と島の道〉の視点からの道州制

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菅田正昭
平成の大合併を経て村の数が激減した。村を消すことが、あたかも合併の目的であったかのようだが、古くから地方自治の基盤はムラ(村)にあった。新たな合併を促すべく「道州制」が語られているが、ムラなくして自治は成り立たない。道州制を考えるとき、〈海の道〉を視座に入れた「離島府」構想の将来性、それが意味するものを考察する。

寄稿

「ごみ」の交流から「花」の島づくりへ(前篇)
呉 尚浩
島からの学びはエンドレス
後藤隆志

連載

<写真の向こう側>
知的運動体の詩人
加藤庸二
<「しま」の原景>
第6景 渡来の神仏
佐藤利夫
<地域づくりのフィールドノート>
その5 新潟県粟島
海津ゆりえ
<瀬戸内海の今を歩く>
第32景 広島県大崎上島
齋藤 潤

事業

「離島塾'09」開催
「FOODEX JAPAN2009」へ出展

時評

<潮流>佐渡につづけ! 粟島につづけ!

書評

小松正之著『宮本常一とクジラ』

宮本常一著『私の日本地図15 壱岐・対馬紀行』

表紙… 東京都 八丈島

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