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季刊『しま』|255号

No.255 Vol.64-2 2018.9 September 季刊『しま』目次

グラビア

熬鰯が支える醇風の島 香川県伊吹島
写真・小林 惠

TOPICS

離島活性化交付金の概要と事例紹介
国土交通省離島振興課
  
返還50年の節目を迎えた小笠原
  
全離島事務局
  
50回を迎えた山口県離島青年会議
  
本誌編集部

短期連載

有人国境離島法にもとづく施策の現況② 長崎県対馬市
山田吉彦

コラム

離島関係志落穂稿その3
菅田正昭

短報

村で初めて、宝島に給油所がオープン(鹿児島県十島村)
日本離島センター事務局

特集 島への定住と起業・Ⅵ

【レポート】レストラン・宿・喫茶─島をおこす仲間たち(北海道奥尻島)

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奥尻町税務国保課 成田圭一郎
北海道の南西にある奥尻島は北海道南西沖地震から25年が経ち、人口は地震発生前と比べて約6割まで減少している。そんな中、「奥尻島チーム島おこし」という20歳代、30歳代を中心として若い世代の業種を超えたコミュニティーが形成されつつある。今回、同チームのメンバーから、イタリアンレストランを開業した工藤さん、交流型ゲストハウスを立ち上げた外崎さん、カフェをオープンした禿さんの3人を紹介する。

管理・企画・デザインで《多業化》、子育ても(山口県馬島)

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「うましまCOLOR」運営/Iターン 藤田枝里香
夫婦で馬島の地域おこし協力隊に就いたきっかけは東日本大震災でした。協力隊の任期中は、町の宣伝ツールの制作やキャンプ場の運営補助を行いました。来島者を増やすためにどうしたらいいのか。試行錯誤の末、試みたのが収穫体験とキャンプ場の野外調理を組み合わせたイベントです。また協力隊の最後の年にはじめたのが「うましまこどもキャンプ」です。これは協力隊の期間が終わった今でも企画と運営を継続しています。

40年ぶりの故郷で民宿とカフェを開業(高知県鵜来島)

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「しまの灯」オーナー/Uターン 田中稔子
4人の子どもの独立がきっかけで、高知県鵜来島にUターンをしました。当初はNPO職員として宿毛市役所の連絡所の窓口業務に携わっていましたが、救急患者の対応など命にかかわる判断をすることが負担となり退職。その後、休業していた民宿をリニューアルし、民宿「しまの灯」をオープンしました。また、住民が気軽に集える店を目指して、平成30年7月にクラウドファンディングを活用しながらカフェを開業しました。

【レポート】民泊とリハビリ──100人ほどのふるさとの島で(長崎県江島)

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ライター 竹内 章
長崎県江島の人口は、現在ピーク時の約1割にまで減少している。漁業就業制度を利用して島に来た移住者もいたが定着が難しく、移住者はここ数年で3人にとどまる。そんななか今回は父親のふるさとであるこの島にIターンし民泊を柱とした事業に乗り出した女性と、理学療法士としてUターンした男性を紹介する。

高速ネット回線の島で、焼酎プロジェクトを支援する(鹿児島県黒島)

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フリーランスウェブデザイナー/Iターン 藤原温子
黒島に移住したのは、快適な通信環境と充実した「子牛1頭または30万円がもらえる」という三島村の移住支援制度に惹かれたからです。移住して1年、島の助け合いの文化に生かされていることを実感しています。私は、移住前から、村のウェブサイトづくりに携わりたい、と役場の方にお話してきましたが、最近、焼酎の地域おこしプロジェクトでのブログの開発と運用を担当することになりました。

オーガニックな自家栽培サトウキビで純黒糖を製造(鹿児島県喜界島)

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喜界島工房代表/Iターン 杉俣鉱二朗
平成17年1月、私は喜界島がどこにあるのか、どんなところかも調べずに、約50年間、島で純黒糖だけをつくり続けている農家の元を訪ねた。当初は2泊3日の見学旅行のつもりであったが、最終日に「杉俣くん、残りたいなら残ってもいいよ――」という言葉をかけられたことをきっかけに、島に残り1シーズンの黒糖づくりをお手伝いすることを決断した。

【総括】特集事例から考える 島の「しごと」づくりとその課題

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明治大学教授 小田切徳美
離島を含む農山漁村における移住者の「しごと」づくりは、「起業化」「継業化」「移業化」「多業化」として整理できる。本号まで6回にわたる本誌特集「島への定住と起業」の各挑戦事例をこの4類型で読み解きながら、「しごと」づくりの内実と課題を明らかにし、これからの定住施策のあり方を提起する。

論考

冷凍技術の導入と民間企業との連携による漁業振興の取り組み
鳥居 亨

連載

<写真の向こう側>
夕餉のハマチ饗宴

加藤庸二
<小さな島の小さな取り組み(7)>
大分県大入島─カキの生産と直販

乾 政秀
<島の精神文化誌>
第37話 かくれキリシタンとカトリック(後篇)

土屋 久
  
<全推連会員の活動紹介⑨>
「おとなの遠足」で島を再発見する

佐々木五三郎
<宮本常一写真を読む>
 その14 北海道利尻島(後篇)

西島 徹
<瀬戸内海の今を歩く>
第68景 兵庫県家島

齋藤 潤

事業

国土交通大臣杯「第11回全国離島交流中学生野球大会」開催
全離島事務局

映画評

『モアナ─南海の歓喜』

書評

榎澤幸広著『離島と法――伊豆諸島・小笠原諸島から憲法問題を考える』

石井 亨著『もう「ゴミの島」と言わせない――豊島産廃不法投棄、終わりなき闘い』

表紙…香川県本島

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