考察
島の高校魅力化のいま
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(一財)地域・教育魅力化プラットフォーム 岩本 悠
地域留学と高校魅力化の取り組みは、島根県海士町にある隠岐島前高校から始まった。地域の課題発見・解決型の学びを構築したことで、生徒数は約10年間で倍増した。一方、他の地域でもできる仕組み作りの必要を感じたことで、全国の離島・中山間地域の自治体や高校に呼びかけ2017年より「地域みらい留学」を始めた。地域みらい留学の効果や、卒業生のその後について紹介する。
実践報告
地域活性化や持続可能な社会の構築につながる教育魅力化
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北海道奥尻町 井田 憲太
奥尻高等学校は奥尻町唯一の高校であるが、平成14年からは1学年1間口となり、統廃合も視野に入る状況となった。町はこれを回避するべく、高校の「町立移管」を目指し、同28年に移管された。本稿では、町立移管と並行して進められた高校の教育魅力化と島留学について紹介する。また、令和6年度より開始された、ICTを活用した「奥尻町教育DX・Step-up事業」についても取り上げる。
高校魅力化で学校存続と生徒の希望進路の実現を
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広島県大崎上島町 松永 和樹
大崎海星高等学校では平成24年度以降全校生徒数が80人を超えない状況が続いており、広島県の基本計画に照らして廃校の危機が迫った。大崎上島町では、「高校の活性化は地域の活性化」のスローガンの下、町が高校存続に向けた支援を行なうことを決定。本稿では、町が開いた公営塾「神峰学舎」や教育寮の整備、高校で実施している「大崎上島学」の取り組みについて紹介する。
地域全体で子どもの教育を支える島
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沖縄県久米島町 江口 翔太
島内唯一の高校、久米島高等学校は、平成21年に園芸科の廃科の提案を受けたことを機に、「久米島高校を考える会」が立ち上がり、園芸科の存続と高校全体の活性化の取り組みが始まった。これが発展し、町は平成25年から本格的に高校魅力化に取り組んでいる。本稿では、町営寮「じんぶん館」や町営塾「久米島学習センター」の取り組みを、関係者からのコメントとともに紹介する。
レポート
しまづくりサミット2024開催―教育による島づくりについて議論
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Fujico
令和6年11月に東京・池袋のサンシャインシティ文化会館にて「しまづくりサミット2024」が開催された。本稿はその模様について報告する。今回は「学びの島による離島創生離島留学とアイランダー高校生サミットの事例から」をテーマに、島の資源を活かした教育の実践や郷土愛の醸成による離島の創生について、事例報告やフロアディスカッションなどが行なわれた。