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季刊 『しま』|221号

No.221 Vol.55-4 2010.3 March 季刊『しま』目次

グラビア

共生と安住の大地 宮城県田代島・網地島
写真・小林 惠

TOPICS

瀬戸内オリーブ基金「大きな木プロジェクト」をスタート
伴場一昭
松山島博覧会「しまはく」が開催されます
松山市総合政策部企画政策課
日本損害保険協会消防施設12台を全国の離島へ寄贈
全離島事務局

特集 海と島の日本・Ⅸ

わが国の海洋管理のための離島の役割

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加々美康彦
2009年末に閣議決定された「海洋管理のための離島の保全・管理のあり方に関する基本方針」は、海洋資源開発などの国益確保と生物多様性保護などの国際的責務の双方を念頭におき、わが国の離島振興の概念を大きく拡げるものだ。コロンビアやキリバス、米国が先駆的に展開している離島保全・管理の諸施策を紹介しつつ、海との関係を軸としたこれからの島々の役割について考える。

島から日本の海の再生を

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松田惠明
四方を海に囲まれ、沿岸地域に6000あまりの漁業集落を有する日本。海からの資源を活かし、多彩な魚食文化を育んできたが、埋め立てや海洋汚染、乱獲などによる漁獲高の減少、さらに漁業者の高齢化、後継者難などが加速し漁業の衰退は著しい。起死回生を図るべく、コンブ養殖による「海の森」再生と、水産業の底上げに取り組む鹿児島県長島町、長崎県壱岐市の漁協の事例を紹介する。

島の自立的発展を考える

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新田直人
島や半島は定住の地として、はたして条件不利な土地なのだろうか。海や山に囲まれた環境は一見厳しいような印象を与えるが、その自然を活かす知恵がさまざまな生業を育み、海運が華やかりし時代に繁栄を極めた地域性は外向的な気質をいまに伝えている。海・山・里が同居する暮らしや海を自由に往来する歴史に培われた「複業的な経営」「他地域との交流」に島の可能性を探っていく。

シマの「間」の構造とその復権

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菅田正昭
一面に広がるアマ(海)に点在し、時間と空間のマ(間)が象徴的に現れるシマ(島)は、〈間〉を重視する日本文化の基底を担う存在である。シマがクニを引き寄せたという「島引神話」、現世と彼岸をつなぐ「橋」の事例などから〈間〉の構造を多角的に考察し、シマの復権に必要な〈間〉のあり方を考える。

寄稿

「離島キッチン号」は今日も走る
鈴木さわこ
緑のふるさと協力隊
新潟県粟島に滞在した隊員からの報告
西畑良俊/大野友夏子

短期連載

諏訪之瀬島の人と暮らし その2
齋藤 潤

連載

<写真の向こう側>
懐かしの映画時代
加藤庸二
<島の精神文化誌>
第3話 ゲーター祭
土屋 久
<「しま」の原景>
第9景 ゆきかう人びと(その2)
佐藤利夫
<地域づくりのフィールドノート>
その8 沖縄県座間味村
海津ゆりえ
<瀬戸内海の今を歩く>
第35景 愛媛県新居大島
齋藤 潤

事業

「アイランダー2009」開催

時評

<潮流>政権与党候補はなぜ敗れるのか

書評

高江洲昌哉著『近代日本の地方統治と「島嶼」』

安田喜憲著『山は市場原理主義と闘っている』

資料

平成22年度離島振興関係国家予算政府原案

表紙… 沖縄県 西表島

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