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季刊 『しま』|249号

 

No.249 Vol.62-4 2017.3 March 季刊『しま』目次

グラビア

淡海の島に春の風 滋賀県沖島
写真・小林 惠

TOPICS

離島税制特例措置の積極的な活用を!
国土交通省離島振興課
日本損害保険協会消防資機材七台を全国の離島へ寄贈
全離島事務局
列島ふるさと再生全国フォーラム
本誌編集部

コラム

志磨目八目 その8 「島バラのランキング」の提唱
小野晋也
萬葉集の離島生活 その5
菅田正昭

短報

壱岐の魅力を包んでラッピングバスが島内を駆ける(長崎県壱岐市)
壱岐交通株式会社 酒井誠二

特集 島の教育と地域づくり・Ⅲ

◆特集インタビュー

「教育の島」へ――多様な教育機会の提供による地域づくりを

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広島県大崎上島町長 高田幸典
近年、高校魅力化や公営塾の設置、地元学や英語学習の推進、国際的に活躍する人材育成校の誘致など、「教育」を核とした地域づくりに積極的に取り組んでいる広島県大崎上島町。これら先進的な取り組みの現状と将来構想を、高田幸典町長に詳しく語っていただいた。

◆高等専門学校

≪人財≫育成の充実をめざす高等専門学校(広島県大崎上島――広島商船高等専門学校)

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広島商船高等専門学校副校長・電子制御工学科教授 松島勇雄
瀬戸内海の中央部にある大崎上島は、古代からの水軍の拠点、室町時代以後の朝鮮通信使の海路、国内荷物の大量移送の航路にあたるといった歴史的背景のもと、造船・海運技術の継承地としての地位を築いてきました。本校は、この大崎上島において100年以上にわたり商船教育を行い、高い資質を有する優秀な船員を輩出してきました。

離島にある商船高専と地域貢献の役割(愛媛県弓削島――弓削商船高等専門学校)

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弓削商船高等専門学校教務主事 多田光男
弓削商船高等専門学校は、全国に51ある国立高等専門学校の中の一つで、瀬戸内海のほぼ中央に位置する愛媛県上島町の弓削島にあります。本校には、商船学科、電子機械工学科、情報工学科の3つの学科があり、定員は各40名。1学年3学科120名という規模は、高専の中ではもっとも少なく、本校を含め全国に5校しかありません。

◆専門科高校

新たな海洋国際教育を目指して(東京都大島――大島海洋国際高等学校)

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東京都立大島海洋国際高等学校主幹教諭 平塚正彦
大島海洋国際高等学校は、都立高校の中でもっとも特徴のある学校であると自負している。各学年2クラス、学年定員80名という小規模校である。2年次より国際系と海洋系に分かれて授業を展開。「海を通して世界を知る」というコンセプトを持ち、海洋教育と国際教育を行っている。

生徒・地域・未来のための水産専門高校(島根県島後――隠岐水産高等学校)

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島根県立隠岐水産高等学校校長 池田速人
地方創生が叫ばれるなか、少子高齢化と若年人材流出に歯止めをかけるべく、離島に存在する水産の専門高校である隠岐水産高等学校は、「生徒のため、地域のため、未来のために水産を教える」学校として、より一層の魅力化を図り、地域定住の使命と役割を担っていきたいと考えています。

◆通信制高校

離島の未来を拓く新設通信制課程(岡山県大飛島――興譲館高等学校)

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興譲館高等学校法人事務局長 堂野博之
興譲館高等学校は、岡山県井原市に「郷校」として設立された創立164年の伝統校である。平成26年初夏、翌年に開校を控えた通信制課程の準備にあたり教育環境やカリキュラムについて模索していたところ、瀬戸内海に浮かぶ小さな離島・飛島の小中学校が廃校になっているという情報が入ってきた。

島の魅力で立ち直る生徒たち(熊本県御所浦島ほか――勇志国際高等学校)

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学校法人青叡舎学院勇志国際高等学校校長 野田将晴
通信制高校の生徒たちの約7割は不登校や引きこもりで苦しんでいた子、あとはその逆で元気が良すぎてはみ出した子などです。みんな心の中にバリアをつくり、その中に引き込もって孤立し、苦しんでいる状況は同じです。このバリアを破ることからスクーリングは始まります。そのための舞台装置として御所浦には、最高の条件が揃っていると実感しています。

高校のないまちに高校を――通信制高校との連携で生まれた島の教育拠点(鹿児島県長島ほか――長島大陸Nセンター)

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長島大陸Nセンター所長 神明竜平
長島町は平成19年に町内唯一の長島高校が閉校になった後、高校がないまちとなりました。長島大陸Nセンターは「高校のないまちに高校を」というコンセプトのもと町内に設立された町営の教育拠点です。同センターの使命は、町内における義務教育後の教育機会を確保することによって、人口減少を食い止めることです。

自然に囲まれ、生きる力を引き出す島の高校(鹿児島県屋久島――屋久島おおぞら高等学校)

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学校法人KTC学園屋久島おおぞら高等学校校長 宮長芳登
屋久島おおぞら高等学校は、平成17年4月に鹿児島県の認可を受け誕生した通信制単位制普通科の高校です。世界自然遺産である壮大な自然に包まれており、生徒たちに見せたい風景や他に類を見ない教育資源があったことから屋久島での開校が決まりました。平成29年1月末現在、7,764名の生徒が在籍しています。

【レポート】通信制教育のメリットを活かして――島だからこそできる体験学習

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本誌編集部
244校、18万1,031人。これは平成28年度における通信教育課程を持つ高校の学校数および同課程で学ぶ生徒数である。文部科学省の資料によると、その数は年々増加している。高校の通信制教育に対するニーズは、時代とともに変化してきている。このような動きのなか、これまでにない形の通信制高校として注目を集めているのがN高等学校である。

寄稿

「島へんろ」の可能性――「信仰」「振興」の両立と継承を目指して
ランドブレイン株式会社 吉戸 勝
漁観連携による漁業・観光・地域の活性化へ
三重県鳥羽市農水商工課水産係長 宮本益仁

短期連載

小さな島の小さな取り組み(1) 漁業の六次産業化(熊本県御所浦島)
乾 政秀

連載

<写真の向こう側>
三太郎峠
加藤庸二
<全推連会員の活動紹介③>
住民による自主運航船、発進
宮城県桂島 内海春雄
<島の精神文化誌>
第31話 神の島の盆行事(後篇)
土屋 久
<宮本常一写真を読む>
その8 山口県柱島群島(後篇)
藤田慎一
<瀬戸内海の今を歩く>
第62景 山口県情島
齋藤 潤

事例報告

平成28年度 離島人材育成基金助成事業事例報告
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日本離島センター事務局
①的山大島を売り出す「小さな拠点」の取り組み(長崎県的山大島)
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本誌編集部
②全国の地域振興に資する人材育成を目指して(沖縄県伊是名島)
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本誌編集部

事業

海外離島現地調査報告 マルタ共和国(前篇)
日本離島センター事務局
「しまづくりキャラバン」開催
本誌編集部
「アイランダー2016」開催
本誌編集部

書評

ヨーゼフ・クライナー撮影写真集『加計呂麻島 昭和37年/1962』

長崎県立大学編集委員会編『創る×まち 育てる×ひと――地域創造と大学』

資料

平成二九年度離島振興関係国家予算政府原案

表紙… 沖縄県 西表島

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